マルファン症候群の患者さんや類縁疾患の患者さんの中には、一般の方に比べ、大動脈解離が起きるリスクが高く、万が一に備えておくことが大切です。
大動脈解離はまれな疾患ではありません。しかし、一般的には高齢者が多いため、マルファン症候群のように若い人が倒れた時に「大動脈解離だ!」となかなか気づかれず、救命措置が遅れてしまうことがあります。倒れた時に、自分がしゃべられる状況とは限らず、伝えたいことを伝えられない場合もあります。
また、生活で気をつけるのは大動脈解離だけではありません。災害や事故などの際にも、救急現場においては、傷病者の医療情報や緊急連絡先などを把握することが何よりも重要だといわれています。
東日本大震災からもうすぐ5年。震災から学んだ教訓を無駄にしないよう、避難場所や家族との決まりごとなどを日頃から話し合い、医療情報や緊急連絡先をカードに記入して、常に携行しておきましょう。
マルファン症候群の方だけでなく、大動脈解離がおきる可能性のある患者さんにもご利用いただけるカードです。
下記より、カードをダウンロードし、プリントアウトしてご利用ください。
カード部分を切り取り、折りたたむと免許証程度の大きさになります。
記入方法のサンプルはこちらをご覧ください。